信頼できるかかりつけ医をもつことの重要性

投資やお金とは関係ない話です。

健康診断の精密検査を受けた話からさかのぼりますが、かかりつけ医の存在の大きさを痛感した出来事がありましたので、記録しておきたいと思います。

昨年10月に人間ドックの検査で引っかかって、精密検査を受けました。肝血管腫の疑いあり、とのことでかかりつけ医でには検査設備がないとのことで、大きな病院を紹介してもらいました。正直あまり聞きなれない病名の疑いだったので、かなり不安を感じながら驚いていました。

地域医療を担う大病院では、CTとMRIのどちらを受けるか判断材料を示してもらいました。その時の説明は
・CTは被爆するけど、肝血管腫なら判別はできるでしょう。1か月後には検査できる。
・MRIは被爆の心配はないけど、もしかしたらはっきりとはわからない可能性がある。予約も埋まっていて検査は3か月先になる

得体のしれない病の疑いだったので、被爆云々は正直気にならず、すぐ検査できるCTを私は希望しました。
1か月後の12月、CT検査を受けましたが肝血管腫と診断はされず、また3か月後に超音波を見ましょう、ということなりました。この時点で大病院での先生の話を振り返ると「自分は肝血管腫ではない」という印象が強く残りました。

3か月後(一昨日)ですが、超音波エコーを見てもらいました。ここでも断定には至らず、正直自分としては納得ができない感じでした。時間をかけて小出しに検査して、何も診断がつかない、状況が変わらないことに若干のいらだちを覚えました。そんな中ででは次は半年後にMRIを見ましょう、いつがいいですか?と話しを続けられ、ちょっと待ってくださいと思わず言ってしましました。

MRIでは断定できないかもしれないから、CTを選んだのになんでMRIをしましょうになるのか、さっぱり理解できなかったからです。「悪いもののようには見えないから心配せず待ってくれ」と言われ、半年後の検査予約をして帰りました。

家に帰って悶々とした気分になりました。肝血管腫じゃない、でも何かわからんという状態が半年続いて、次の検査は半年後。つまり何も状況かわらない中、1年放置されている状態ではないのか。

セカンドオピニオンは最近一般的になってきていて、主治医の先生に言えば普通に認めてもらえるようですが、時間がかかりすぎると思い、迷惑をかけることを承知で、最初に大病院を紹介してくれた、かかりつけ医の先生に相談することを決意しました。

そこでここまでの経緯を話して、私が不安に思っていることをすべて吐き出したら、大病院の先生からは説明してもらえなかった専門的な話も含めた話をしてくれました。大病院の先生は「悪いもののようには見えないから心配しすぎず、次の検査を待ってください」程度の説明しかありませんでしたが、かかりつけ医の先生ははっきりと「癌の場合はこういう風に(CT画像に)映ります」とか「これが肝血管腫として断定できなかった理由は~です。」など、ものすごく丁寧に専門書の画像まで引っ張り出してきてくれて詳しい説明をしつつ、私の不安に寄り添った説明をしてくれました。最後には半年後の検査でも問題ないでしょう、とまで言ってくれました。

なんなら「ここでもできる超音波検査をやりかしょうか?」とまでおっしゃってくれて嫌なひとつせず、私の不安、疑問にひとつずつ答えてくれました。大病院は診察までもすごく長時間待たされて、患者さんは次々やってくるのでおそらくここまでの説明はできないだろうなと思います。大病院の先生もおそらく同じ画像を見て同等の判断をして、これなら慌てる必要はないと考えて半年くらい先の検査を進めてくれているのかもしれませんが、それでは納得はできませんでした。
今回かかりつけ医の先生の説明まで含めて聞けたこと、半年後の検査でまずは様子を見ようと自分自身決心することができました。

お医者様にもいろんな人、いろんな状況があると思います。迷惑をかけてはいけない、先生の判断を尊重してと思って、先生の指示に従う、だけでは後悔しそうです。自分の命は一つしかありませんので。かかりつけ医の先生からの意見を聞けたことで、モヤモヤが少しすっきりしたのは事実です。結果的に半年後の検査でもしかしたら何か悪い診断がされようとも、かかりつけ医の先生からの説明を聞けた今なら後悔はしないと感じました。

一度しかない人生、後悔しないように生きたい。陳腐なセリフですが、こういった場面でつかうことは想定していませんでした。でもまさにその通りです。

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