私が投資を始めたきっかけは、父からの勧めでした。
社会人1年目クルマ購入費用を父から約１４０万円を借りました。モデル末期のマツダデミオ。当時としては値引きが大きいマツダで、モデル末期でもあったのでお得だったと思います。
この１４０万円を返済するにあたり、父から次の指定がありました
・支払いは月4.5万円(無理なく払える額を自己申告)
・時価ではなく支払い総額で140万円到達するまで継続すること
・3つの投信を積立すること（インド、先進国、中国の投資信託）
みずほ銀行がメインで使っている銀行だったので、口座開設の心理的なハードルが低く、投資を理解していなかった私でも始めるにあたっては比較的スムーズにできたと思います。
返済開始から1年でリーマンショックがありました。値動きはウェブ上で確認することができたのですが、毎月積立しているはずなのにどんどん額が下がる、お金が消えていくような感覚を経験しました。これが自分のお金だと思ったらおそらく怖くて続けられなかったと思います。。。
返済期間2007年8月~2011年2月なので、途中起こったリーマンショックで下がった株価はもとに戻りきらないくらいで、BRICSといわれる新興国が経済の伸びを支えるような背景があったような記憶があります。結局返済額を超えて各ファンド63万円ずつ、計189万円積み立てました。
インド：610,764円 → 752,929円（＋22.6%）
先進国：610,764円 → 660,880円（＋8.0%）
中国 ：610,764円 → 650,089円（＋7.2%）
全体の株価が戻り切っていないのに、プラスになっているのは積立(時間の分散)の効果なんでしょうか。不思議に思った記憶があります。63万円のうちおよそ2万円が手数料で持っていかれているので今時のインデックスファンドを考えると信じられないくらい高い手数料ですが、それでもプラスになっています。
一連の借金返済という名の積立投資の勉強の題材としては、いい勉強になったと思います。もし我が子に投資のきっかけを作るなら、同じやり方をしたいと思ったくらいです。
これをきっかけに、私はインデックスファンドへの投資、積立投資に関する情報を読み漁り始めることになるのでした。
